ゆうだい21 品評会で金賞最多獲得!歴史的な快挙で新時代のお米を紹介

こんにちは!「ついに春が来たなぁ」と思っていたら、まだ5月なのに25℃以上の夏日になったり、夜中4℃まで下がったり…山形の寒暖差に驚いている尾形米穀店の伊藤です。

つい先日、山形新幹線「つばさ」に乗って東京に遊びに行きました。こちらの山形新幹線はとても気持ちが良いんですよ!

山形県内はゆったりとしたスピードで走行するのですが、景色を眺めるのにちょうどいい速さで最高なのです。

田んぼには水が張られ、それが鏡になって大きな山と空の景色を映し出します。

田植えが始まっているのを車窓から見て、春から夏へと山形の季節の変わり目を感じることができました。

ついに販売開始!希少品種 ゆうだい21

この春から尾形米穀店で新規採用し販売を始めるのが、希少品種「ゆうだい21 (にじゅういち)」です。23年秋には全国区のTV料理番組でもデビューを果たし、少しずつ知名度が上がってまいりました!

今回は、隠れた優等生 ゆうだい21 のストーリーをお届けします。

この記事を読み終わる頃にはきっと「ゆうだい21」のファンになっていること間違いなしです!ぜひ、最後までご覧いただければと思います!

23年10月放送「満天レストラン」にて紹介されました(リンクは最後に紹介)

ゆうだい21 誕生ストーリー

ゆうだい21は、TVで紹介されたとは言え、まだ知名度はなく聞いたことがないかもしれませんね。でも、ゆうだい21はとても優秀なのです。なんと、国立 宇都宮大学で発見されたという経歴を持つインテリな ゆうだい21 。

しかし、発見から研究・品種改良してデビューまで約30年もの歳月を重ねている苦労米なのです。

それでは、ゆうだい21の魅力を掘り下げて、誕生ヒストリーと優秀な実績を紹介します!

大学の農場から発見された奇跡の稲穂

ゆうだい21の物語のスタートは、1990年に栃木県 国立 宇都宮大学の前田忠信名誉教授が栽培試験農場で、ひと際大きくて他とは明らかに違う稲穂を発見したのが始まりです。

前田教授は、特別な存在感を放っていたその稲穂を見て、直感的に将来性と可能性を感じ取り選抜育種を開始することにしました。

約20年の歳月をかけた地道な研究の結晶

発見から10年後の2000年、前田教授は食味抜群で大粒の突然変異株を発見。コシヒカリとの比較試験でも優位性が証明されました。

そして、

 

さらに、

 

約10年が経ち…

2010年に地道な研究と改良の末、念願の ゆうだい21 が品種登録されたのです。

こうして国立大学で誕生した初めてのお米は、前人未到の偉業と称賛され、やっと長年の歳月を重ねた努力がついに実ったのです!

山形県産 ゆうだい21 5kg×2袋

ゆうだい21 は未来への希望が込められた素敵な名前

“ゆうだい”とは、雄大な稲穂の姿と、宇都宮大学への愛称「宇大(うだい)」から来ています。21は、21世紀の飛躍を意味します。

また、シンボルマークには、

・大粒で食べごたえのある姿

・奇跡の発見と驚き

・農業の未来への熱い想い

など、開発者の希望と誇りが込められているそうですよ!

 

そんな下積みが長かった ゆうだい21ですが、デビューしてからが凄い!

毎年のように品評会・コンクールで金賞を獲得しており、徐々に生産者さんや米屋の間で「ゆうだい21」は賞が取れる優秀な品種として知られるようになっていきました。

ゆうだい21 の素晴らしい受賞実績を紹介!

2023年12月開催された「米・食味分析鑑定コンクール 国際大会 inつなん 」の受賞一覧から見る「ゆうだい21」の美味しさの実力がこちらです。

金賞受賞   18社中

 ゆうだい21→10社 受賞

 コシヒカリ→  6社 受賞

 その他   → 2社

なんと、王者コシヒカリを逆転し、18社中10社ものお米農家さんをゆうだい21が金賞受賞へと導きました。

近年は、「米・食味分析鑑定コンクール」で金賞が取りやすい品種= ゆうだい21 というまでになりつつあり、優秀さがが認知され、実力も証明されて新しい時代のお米が到来しました。

次に、ゆうだい21の美味しさの特徴や他の品種との違いを解説します。

※ 第25回 米・食味分析鑑定コンクール:国際大会2023年12月1日(土)、2日(日)に新潟県津南町で開催され、国内外から5千点を超える出品がある国内最大級の品評会です

ゆうだい21 美味しさの特徴とは?

私は、初めてゆうだい21を炊いて食べた時には、思わず「うわ、うまー!」と声が出てしまったほどです!

ゆうだい21は、一粒一粒が大ぶりで、ひと口食べると「これぞ大粒の美味しいお米」という食感!満足感たっぷりの食べ応えを味わえます。そして、噛めば噛むほど甘みが口の中に広がるのも ゆうだい21 の魅力です!

ゆうだい21 ★採点

 粘り…★★★★★

 甘み…★★★★★

 食感…もちもち

同タイプの夢ごこちやミルキークイーンは、甘み・粘り・香りは強いのですが、品種的にやや小粒なので、食感面では柔らかめになります。大粒でありながら味わい豊かで粘りもある。三拍子揃った高次元でのバランスの良さがゆうだい21の魅力です。

尾形米穀店 五ツ星お米マイスター 尾形厚志も ゆうだい21を「うま味とバランスが絶妙」と太鼓判を押す一品です。

参照HP:https://udai21.utsunomiya-u.ac.jp/about.html

ゆうだい21 圧倒的に美味しい理由を数値で証明!

ゆうだい21の炊き立ての粘り具合を数値で表すと、王道定番でもあるコシヒカリの5.5倍もあります。さらに、尾形米穀店でも”モチモチ感”が一番人気のミルキークイーンと比較しても、3.4倍もの伸びやかな粘りを持っていると数値で出ているそうです。

粘り比較:コシヒカリの5.5倍

モチモチ感比較:ミルキークイーン3.4倍

冷めても美味しいのが ゆうだい21 の実力

一般的に、お米は時間が経つとまずくなる…と思われがちですよね?しかし、ゆうだい21の「本当の実力」は、冷めてからにもあります。

炊飯から6時間経っても変わらない硬さは、炊き立て直後と変わらないというデータも出ています。

尾形米穀店では「本当に美味しいお米は冷めてからも美味しい」というのがの共通の見解なのですが、それを地で行くようなゆうだい21でした。

ぜひ、冷めてからもモチモチの弾力と上品なお米旨みを食べ比べてみてはいかがでしょうか?

>>大蔵村「ゆうだい21」詳細ページはこちら

ゆうだい21 に合うお料理 紹介!

オススメの料理は唐揚げ

揚げたての熱々の唐揚げと、お茶碗に盛られた ゆうだい21 を想像してみてください。

まずは香ばしい香りが漂う唐揚げを一口頬張ると、コクと甘みのある肉汁の旨味が広がります。

その後、大粒でモチモチとした食感の「ゆうだい21」のお米を口に運びましょう。

ゆうだい21の粒を感じながらゆっくりと噛み締めると、やさしい甘みが口いっぱいに広がります。そして、唐揚げの香ばしい油の風味と見事に調和し、絶妙なハーモニーを奏でます。

味噌カツ

愛知県民イチオシの料理はコレ

愛知県出身・伊藤の個人的なオススメとしては、赤味噌たっぷりの味噌カツと相性が良さそうですね!

コクのある肉汁と甘いドロっとした味噌がかかった豚カツをご飯と一緒に食べたら…もう最高でしょう!(今度帰省したら、「つけてみそかけてみそ」を山形に持ち帰って検証します^^)

このように、唐揚げのようなお肉料理と、上品な甘みが特徴の「ゆうだい21」を一緒に食べれば、かつてない極上の味わいに出会えることでしょう。

この忘れられない味の体験は、きっとどのお米よりも深く心に残るはずです!

まとめ

山形県産 ゆうだい21 を味わってみませんか?

ゆうだい21 は甘みと旨味と食感を兼ね備えた、食べると幸せになれる体験を約束するお米。

数値で科学的に比較されており「なるほど」と美味しさの納得度合いも魅力的でした。さすが宇都宮大で育った秀才 ゆうだい21 です。

一度味わってみれば、きっとゆうだい21の虜になること間違いなしです。ぜひ一度試してみてください。

そして、山形の生産者さんの愛情が詰まったゆうだい21を通じて、山形県の豊かな恵みを感じてみてくださいね!

次回からも、山形初心者の目線で^^、より山形米の魅力と生産者さんを深堀りした情報をお届けしていきます。お楽しみに!最後までお読みいただきありがとうございました。

>>大蔵村「ゆうだい21」詳細ページはこちら

 

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