さわのはな
農家さんが無くなるのを惜しむほどに美味い、幻の米・さわのはな

さわのはなの特徴

モチモチ

スッキリ

お米の粘り

強め

控えめ

お米の甘み

しっかりめ

やわらかめ

食べた時の食感

強め

弱め

炊きたての香り

強め

弱め

お米のツヤ

農薬使用量

化学肥料使用量

厚志@プロフィールjpg

尾形 厚志

尾形米穀店 5代目店主

五ツ星お米マイスター
ごはんソムリエ
米・食味鑑定士

お米マイスターのさわのはな紹介

●幻のお米・さわのはな

さわのはなは、幻のお米とも呼ばれる希少品種です。
1960年に山形県尾花沢市で開発され、世代的にはコシヒカリやササニシキと同世代の古いお米です。
 

●かつては山形県の主力品種だったけれど…

さわのはなは、はえぬき・どまんなかがデビューする(1992年頃)前までは、山形県の作付面積の2割〜3割を占めるほどに栽培されており、ササニシキに次ぐ主力品種だったのですが、
 
  • 収穫量の少なさ
  • お米の見た目の悪さ
  • 化学肥料との相性の悪さ
  • 晩生で、他の農作物と収穫時期が被る
 
などの理由から、1997年に山形県の奨励指定品種から外されました。
 

●「さわのはな」の種子の供給が止まり、存亡の危機に…

指定品種から外れたことで、さわのはなの種子の供給も止まり、種の存亡が危ぶまれましたが、
 
「こんな美味しいお米が無くなるのは惜しい…
 せめて自家用のお米だけでも、さわのはなを作りたい!」
 
と、さわのはなの種子の保存に取り掛かったのが、山形県長井市の「さわのはな倶楽部」のメンバーでした。
 
その後、遠藤さんや「さわのはな倶楽部」のメンバーが栽培したさわのはなが、食味コンテストで特別優秀賞を取るなど、その食味の良さが改めて評価されています。 
 

●粘りは意外と強く、冷めても味が落ちない「さわのはな」

さわのはなは、お米の粘りは意外と強く、当店の品種の中でも、ミルキークイーン・夢心地・つや姫に次いで、4番目くらいに粘りが強いかなと思います。
 
お米の甘さについても、流石、無くしたくないと思わせるだけあって、甘みが強いです。ただ、噛めば噛むほど甘みが出てくるというよりは、どちらかといえば素朴な甘みの印象です。
 
冷めても食味が落ちず、むしろ、冷めてから味が出てくるタイプのお米でもあります。
 

●「さわのはな」の一番の特徴は個性的な食感

そして個人的に、何より特徴を感じるのは、さわのはなの食感です。
 
最近のどのお米とも似ていない、言葉では表現しづらいのですが、強いて言えば「もそっと」した、舌触りのある食感が個性的です。舌触りがツルッとしているつや姫と食べ比べると、違いが良くわかります。
 
また、これは、さわのはな系統のさちわたしにも共通しますが、炊きたてと冷めた時で食感もかなり変わります。(炊きたて直後は柔らかめで、冷めてからは弾力ある食感)
 
甘さも含めて、冷めてからの方がさわのはなの個性が際立ってくるので、おにぎりや弁当にも向いていますし、自宅でも、わざと冷まして食べてみるのもオススメです。
 

●「さわのはな」は、好みが分かれる、玄人好みのお米

この食感や、お世辞にも良いとはいえないお米の見栄え(白濁した粒が多めで、お米のツヤもそれほど良くはありません)の為、正直、好みが分かれてしまう、万人受けしづらいお米なのかなとは思います。
 
でも、なんだか懐かしい美味しさで、また食べたいなぁという気持ちにさせてくれる魅力を、さわのはなは持っています。

産地紹介:山形県長井市

長井市は山形県南部・置賜地方にある人口28,000人の小さな町です。

さわのはなの産地・時庭は昔ながらの田園的な風景が残る地区で、百名山・朝日連峰からの吹きおろしの風を防ぐ為の「屋敷林」という防風林を備えた住居が点在しており、「散居集落」と呼ばれています。

また、希少品種のお米「さわのはな」に限らず、「花作大根(はなつくりだいこん)」や「馬のかみしめ(枝豆)」といった伝統野菜の栽培や、ギョウジャニンニクとニラを掛け合わせた「行者菜」の開発にも取り組んでおり、種の保存・開発にも熱心な地域です。

遠藤家9代目農家の孝志さん

生産者:遠藤孝太郎さん・孝志さん

遠藤家は江戸時代からこの時庭で農業をされている生粋の農家です。

さわのはなの種の管理者でもある孝太郎さんで8代目。息子さんの孝志さんで9代目の農家になるそうです。

「ここは、あまり減農薬栽培が盛んな地域ではない。(遠藤さん)」

という長井市の中で、いち早く農薬や化学肥料をできるだけ使わない栽培方法を取り入れ、おいしい農作物を育ててきました。

さわのはなが山形県の奨励作付品種を外れ、種の確保が危ぶまれた際に、「この美味しいお米が無くなるのは惜しい」と、種の保存に取り掛かったのが、遠藤さんを中心とする「さわのはな倶楽部」のメンバーでした。

その後、遠藤さんや「さわのはな倶楽部」のメンバーが栽培したさわのはなが、食味コンテストで特別優秀賞を取るなど、その食味の良さが改めて評価されています。

また、遠藤さんは優秀な農家である一方、バンドを組んで歌手もするという多才ぶりで、長井市を走るローカル電車・フラワー長井線のテーマソングも歌われています。

さわのはなに合う料理:卵かけごはん

「さわのはな」で卵かけごはんにすると、特徴である「もそっと」した食感と卵が良く絡み、とても相性が良いので、美味しい卵が手に入った時はぜひオススメしたいです。さわのはなには卵かけごはんがオススメです。「さわのはな」で卵かけごはんにすると、特徴である「もそっと」した食感と卵が良く絡み、とても相性が良いので、美味しい卵が手に入った時はぜひオススメしたいです。

​また、表現が難しいのですが、さわのはなの甘さは素朴な感じなので、カレーなどの味の濃い料理と食べると、さわのはなの良さが消えてしまいます。

漬物に味噌汁におひたしなど、昔ながらの和食との相性が良いお米だと思います。​

 

さわのはなには卵かけごはんがオススメです

▼さわのはなを食べたお客様の声▼

さわのはなを食べてみませんか?

お問い合わせはこちら