田植えのお手伝い

 

[5]清水さん@つや姫の苗床
これが育苗箱ですね。読んで字の如く、苗を育てる箱です。(画像は今回の田植えの画像ではありません^^;)
  1. 重さ5~6kgの育苗箱を、軽トラックの上の棚に100箱以上積み込みます
  2. 苗を育苗箱から取り出し、田植え機にセットします
  3. 田植え機が田植えしている間に、台の上に箱から取り出した苗を並べて置き、
    空いた時間で育苗箱を用水路でガシガシ洗います。
  4. 田植え機が戻ってきたら、また苗をセットします。

田植え、したことありますか?
自分は米屋のくせに、今まで田植えをしたこと、ありませんでした。

もう一ヶ月も前のことになりますが…
友人の実家の田植えのお手伝いをさせて頂く機会があり、
宮城県の米どころ・登米市に行ってきました。

友人の実家の農家さんは「自然栽培」という方法で、お米を作られています。

以前、「奇跡のリンゴ」という阿部サダヲ・菅野美穂主演の映画がありましたが、
あの栽培方法が自然栽培と言われるものです。
かなりざっくりと説明すると…

  • 農薬は使わない
  • 化学肥料も使わない
  • たい肥や米ぬかなどから作る有機肥料すら使わない
  • 土に含まれる栄養分、土の力だけでお米を育てる栽培方法

という、物凄くこだわりの強い栽培方法です。

中でも友人の実家は自然栽培で農作物を作る人の間では有名人で、
日本有数の自然栽培米農家として知られています。

なので、お手伝いという形で参加させて頂いたものの、
それ以上に、ぜひその、こだわりの米作りの現場を、
実際に見て体験させて頂きたいと思ったのでした。

田植えをしてみて思ったこと。

田植えの作業内容は冒頭のとおり。
朝から夕方まで、時折休憩を交えつつ、この作業を続けます。

田植えが終わった田んぼは1日で5~6枚。
自分の様な素人が居たので、作業を教えてもらう手間等で
余計に時間が掛った所もあったのだと思いますが、
それでも、1日で出来る量はこの位なんだな~と、実感しました。

で、田植えをしてみて思ったこと。

①月並みだけどやっぱり、農家さんへの感謝!

今回は、冒頭の田植え作業を3~4人で行いましたが、
この作業を、1人~2人で行うのは、かなりしんどいです。
(おじいちゃん・おばあちゃんだけだったら、絶対しんどい!)

この作業を経て、お米を作って頂いているんだなぁという事が解って、
改めて、農家さんに感謝!という気持ちになりました。

②田んぼの見え方が変わった

お手伝いを終えて、自宅に帰ってきた翌日、
自宅周辺の田んぼを見ると、以前と見え方が違って見えました。

苗が植えられている間隔の広さに目が行ったり、
(こだわっている人の田んぼは、苗と苗の間が広いです。
たくさん植えると、収穫量は増えますが、食味は落ちます。)
この田んぼだったら、こういう流れで作業したんだろうな…
というイメージが無意識に湧いてきたんですね。

もっと色々な作業をしていくと、もっと色んな感覚がわいてきそうな気がします。
この感覚が身に付いたのは、とっても嬉しいです。

③まかないが美味い(笑)

休憩中に頂いた、自然栽培米(ササニシキ)のまかないごはん。
作業を終えてから頂いた、自然栽培米の玄米から作ったお酒。

やっぱり美味いっすよ(笑)

④農家さんの話は面白い

お酒を飲みながらお聞きした、
友人の父上のお話はとても面白かったです。

  • 土づくりのこだわり
  • 水の動きで解る土の状態
  • 品種の特徴 etc…

自分にもっと農作業の経験があれば、
もっと深い話が聞けただろうなと思います。

こだわりをもって作られている農家さんの話で面白いなと思うのは、
その方とは全く面識も繋がりもない別の農家さんの所で、同じ話を聞いたりすることがよくあります。
こだわりの根っこにある部分は、繋がっている何かがあるんでしょうね。

■今後…

尾形米穀店でお付き合いのある農家さんの所にも、
農作業のお手伝いに伺いたい気持ちが強くなりました。

それも、自分だけではなくて、
例えばこのブログを書いている「山形なごなご」メンバーで行ってみたり…
お客様の中から参加者を募って、お客さんと一緒に行ってみたり…
そんなことが実現出来たらよいなぁと考えています。

まだ構想段階なので、
もうちょっと具体化できたらまたご報告しますね。

p.s

  • 自然好き。
  • 身体を動かしてるのが好き。
  • 物事を観察するのが好き。

な、自分にとっては、
田植えは心身共にリフレッシュできた時間となりました。

そういう面で見ても、やっぱり何かしてみたいし、
できれば自分の子供にも体験させてあげたいなぁと思うのでした。

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山形米の専門店 尾形米穀店

〒990-0057
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TEL : 023-622-4243
FAX : 023-622-4244
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営業時間 : 10:00-19:00
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