産地紹介:山形県長井市
長井市は山形県南部・置賜地方にある人口28,000人の小さな町です。
さわのはなの産地・時庭は昔ながらの田園的な風景が残る地区で、百名山・朝日連峰からの吹きおろしの風を防ぐ為の「屋敷林」という防風林を備えた住居が点在しており、「散居集落」と呼ばれています。
また、希少品種のお米「さわのはな」に限らず、「花作大根(はなつくりだいこん)」や「馬のかみしめ(枝豆)」といった伝統野菜の栽培や、ギョウジャニンニクとニラを掛け合わせた「行者菜」の開発にも取り組んでおり、種の保存・開発にも熱心な地域です。

生産者:遠藤孝太郎さん・孝志さん
遠藤家は江戸時代からこの時庭で農業をされている生粋の農家です。
さわのはなの種の管理者でもある孝太郎さんで8代目。息子さんの孝志さんで9代目の農家になるそうです。
「ここは、あまり減農薬栽培が盛んな地域ではない。(遠藤さん)」
という長井市の中で、いち早く農薬や化学肥料をできるだけ使わない栽培方法を取り入れ、おいしい農作物を育ててきました。
さわのはなが山形県の奨励作付品種を外れ、種の確保が危ぶまれた際に、「この美味しいお米が無くなるのは惜しい」と、種の保存に取り掛かったのが、遠藤さんを中心とする「さわのはな倶楽部」のメンバーでした。
その後、遠藤さんや「さわのはな倶楽部」のメンバーが栽培したさわのはなが、食味コンテストで特別優秀賞を取るなど、その食味の良さが改めて評価されています。
また、遠藤さんは優秀な農家である一方、バンドを組んで歌手もするという多才ぶりで、長井市を走るローカル電車・フラワー長井線のテーマソングも歌われています。
さちわたしに合う料理:卵かけごはん
親の「さわのはな」同様、卵かけごはんがよく合います。
「さちわたし」は噛めば噛むほど甘みが出る!とか、粘りが強くて冷めても固くならない!とか個性的なお米ではないので、料理の美味しさを引き出してくれるタイプです。
炊きあがりは柔らかめで、冷めてくるとしっかりした食感になり、甘さも強くなってくるので、おにぎり・弁当にも向いています。
これも「さわのはな」と同じですが、味噌汁におひたしなど、昔ながらの和食との相性が一番良いと思います。
「少し、胃が食べ疲れしているな…」と感じた時には、さちわたしと味噌汁で朝ごはんをしたい。と、個人的に思っています(笑)

▼さちわたしを食べたお客様の声▼
バランスの良いお米
おかず+ご飯はさわのはなの方がご飯が進む気がします。
お米のおいしさに関しては、さちわたしの方が美味しいと感じます。
おにぎりはさちわたしが美味しいと思います。
さちわたしは最近のお米って感じで、全てが及第点でバランスがいいお米で、点数を付けるとさわのはなより上になると思います。
でも、さわのはなの方がご飯が進む気がするのは不思議です。
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